総務省統計局

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総務省統計局は、日本の国勢調査や人口推計、家計調査など、国の基本的な統計調査を企画・実施し、統計データの提供を行う機関です。これらのデータは、政府や地方公共団体の政策立案、企業の経営戦略、学術研究など、さまざまな分野で活用されています。

保存日時:
2024-11-08
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総務省統計局の統計データ活用ガイド – 初心者向け

 

1. 総務省統計局とは? – 役割と提供データ

総務省統計局は、日本の公的統計の中核を担う機関です。人口、経済、社会など、幅広い分野に関する統計を作成・提供し、国や地方公共団体の政策立案、企業の経営戦略、学術研究など、さまざまな場面で活用されています。

主な役割:

  • 基幹統計の作成: 国勢調査、経済センサスなど、国の重要な統計を作成。
  • 統計の体系的整備: 各府省が作成する統計を調整し、体系的に整備。
  • 統計データの提供: Webサイトや刊行物を通じて、統計データを広く公開。
  • 国際協力: 国際機関との連携や、開発途上国への統計技術協力。

2. 主要な統計データ – 何が分かる?

総務省統計局が提供する主要な統計データとその内容を紹介します。

  • 国勢調査:
    日本の人口・世帯に関する最も基本的な統計。5年ごとに実施。人口、年齢構成、家族構成、就業状況、住居の状態などが分かる。
  • 人口推計:
    毎月の日本の人口(推計値)を公表。国勢調査の結果を基に、出生、死亡、国際移動などを加味して算出。
  • 労働力調査:
    日本の就業・失業状況に関する統計。毎月実施。完全失業率、就業者数、労働時間などが分かる。
  • 家計調査:
    家計の収入・支出、貯蓄・負債に関する統計。毎月実施。消費動向、生活水準などが分かる。
  • 消費者物価指数(CPI):
    物価の変動を示す指数。毎月公表。インフレ・デフレの状況を把握できる。
  • 経済センサス:
    日本の事業所・企業に関する統計。事業所の数、従業者数、売上高などが分かる。
  • 個人企業経済調査:
    個人企業の経営状況に関する統計。

3. 統計データの探し方 – Webサイトの使い方

総務省統計局のWebサイトで統計データを探す方法を説明します。

  1. トップページから探す:
    • 主要な統計データへのリンクが掲載されています。
    • 「分野別一覧」から、関心のある分野の統計を探せます。
    • 「新着情報」で、最新の公表情報を確認できます。
  2. キーワード検索:
    • サイト内検索機能を使って、キーワードで統計データを検索できます。
    • 詳細な検索条件(期間、地域など)を指定することも可能です。
  3. 統計データを探す(詳細)ページ:
  4. 政府統計の総合窓口(e-Stat):
    • e-Statは、各府省の統計データを横断的に検索できるポータルサイトです。
    • より高度な検索や、データのダウンロードが可能です。

4. 統計データの使い方 – ダウンロードと活用

統計データは、Webサイトからダウンロードして利用できます。多くのデータは、ExcelやCSV形式で提供されています。

  1. **データ形式:**
    • 表形式のデータは、ExcelやCSV形式でダウンロードできます。
    • 報告書は、PDF形式でダウンロードできます。
    • 一部のデータは、APIを通じて取得することも可能です(e-Stat)。
  2. **データの利用:**
    • ダウンロードしたデータは、自由に加工・分析して利用できます。
    • ただし、データの出典(総務省統計局)を明記する必要があります。
    • データの改ざんや、誤解を招くような利用は禁止されています。
  3. **注意点:**
    • 統計データには、それぞれ調査対象、調査方法、集計方法などがあります。データの利用にあたっては、これらの情報を確認し、データの特性を理解しておくことが重要です。
    • データによっては利用における注意点があります。各統計のページで詳細を確認しましょう

5. 統計データの活用事例

統計データは、さまざまな場面で活用されています。

ビジネスでの活用

  • 市場調査: 消費者物価指数(CPI)や家計調査を使って、消費動向を分析し、新商品の開発や販売戦略に役立てる。
  • 出店計画: 国勢調査や経済センサスのデータを使って、地域の人口や事業所数、年齢構成などを分析し、出店候補地の選定に役立てる。
  • 経営分析: 労働力調査や経済センサスのデータを使って、業界の動向や自社のポジションを把握し、経営戦略の立案に役立てる。

研究・学習での活用

  • 論文作成: 社会学、経済学、人口学などの研究で、統計データを分析し、論文の根拠として利用する。
  • レポート作成: 大学の授業やゼミで、統計データを使ってレポートを作成する。
  • 統計学習: 統計学の学習教材として、実際の統計データを使って分析の練習をする。

政策立案での活用

  • 少子高齢化対策: 国勢調査や人口推計のデータを使って、少子高齢化の現状と将来予測を分析し、対策を検討する。
  • 地域活性化: 経済センサスや国勢調査のデータを使って、地域の産業構造や人口動態を分析し、地域活性化計画の策定に役立てる。
  • 雇用対策: 労働力調査のデータを使って、失業率や就業状況を分析し、雇用対策を検討する。

6.統計データポータルサイト「e-Stat」

e-Statは、日本の各府省が公表する統計データを集約し、横断的に検索できるポータルサイトです。総務省統計局のデータだけでなく、他の省庁のデータもまとめて探すことができます。

e-Statの特徴:

  • 横断検索: 複数の省庁の統計データを、キーワードや分野でまとめて検索できる。
  • 地図表示: 統計データを地図上に表示できる(GIS機能)。
  • API提供: プログラムから統計データにアクセスできる。
  • 統計LOD: 統計データをLinked Open Dataとして利用できる。
  • 高度な検索機能: 詳細な条件(地域、期間、分類など)を指定して検索できる。

7. よくある質問(FAQ)

統計データは無料で利用できますか?

はい、総務省統計局がWebサイトで公開している統計データは、原則として無料で利用できます。ただし、データの出典(総務省統計局)を明記する必要があります。

統計データはいつ更新されますか?

統計データの更新頻度は、統計の種類によって異なります。毎月更新されるもの(人口推計、労働力調査、消費者物価指数など)もあれば、年1回更新されるもの、数年に1回更新されるもの(国勢調査、経済センサスなど)もあります。詳細は、各統計のページで確認してください。

古いデータも入手できますか?

はい、過去のデータもWebサイトで公開されています。ただし、古いデータは、現在とは調査方法や集計方法が異なる場合があるため、注意が必要です。

統計データに関する問い合わせ先は?

統計データに関する問い合わせは、各統計のページに記載されている問い合わせ先、または総務省統計局の問い合わせ窓口にご連絡ください。

8. まとめ

総務省統計局は、日本の社会・経済の実態を把握するための重要な統計データを提供しています。これらのデータは、ビジネス、研究、学習など、さまざまな場面で活用できます。ぜひ、総務省統計局のWebサイトやe-Statを活用して、データに基づいた意思決定や分析を行ってみてください。

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