Can I useとは?使い方、対応ブラウザの見方、代替サービス
1. Can I useとは?
Can I use ( caniuse.com ) は、Web開発者がHTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術のブラウザ対応状況を調べるためのウェブサイトです。特定の機能が、どのブラウザのどのバージョンでサポートされているかを、表形式でわかりやすく表示してくれます。WebサイトやWebアプリケーションを開発する際に、どのブラウザをサポート対象とするか、どの技術を採用するかを判断するための重要な情報源となります。
【目次】
2. Can I useの使い方
- Can I useのウェブサイトにアクセス。
- 検索ボックスに、調べたいWeb技術 (HTML要素、CSSプロパティ、JavaScript APIなど) を入力。例: “flexbox”, “grid”, “Web Animations API”
- 検索候補から、該当する技術を選択。
- ブラウザごとの対応状況が表示される。
検索ボックスは、入力補完機能を備えており、入力中に候補が表示されます。
3. 対応ブラウザとバージョンの見方
Can I useの検索結果は、表形式で表示されます。各列がブラウザ (Chrome, Firefox, Safari, Edge, IEなど) を、各行がバージョンを表します。
色の意味:
- 緑: 完全にサポートされている
- 黄緑: ほぼ完全にサポートされている (一部制約がある場合や、プレフィックスが必要な場合がある)
- オレンジ: 部分的にサポートされている
- 赤: サポートされていない
- グレー: 不明 (データがない、または古い情報)
注釈:
- 各セルには、多くの場合、数字や記号が付いています。これらは、サポート状況に関する詳細な注釈です。
- セルにマウスオーバーすると、詳細な情報が表示されます。
- 表の下に、注釈の一覧と説明があります。
プレフィックス:
- ベンダープレフィックス (-webkit-, -moz-, -ms-, -o-) が必要な場合があります。
- プレフィックスが必要な場合は、表のセルにその旨が表示されます。
4. Can I useの便利な機能
- 検索:
- 曖昧な検索に対応しています。
- URLで直接検索できます: 例
https://caniuse.com/flexbox
- 設定:
- 表示するブラウザやバージョンをカスタマイズできます。
- 利用状況データ (グローバル、地域別) を選択できます。
- リソース:
- 各技術に関する詳細な情報 (仕様、MDNドキュメント、チュートリアルなど) へのリンクがあります。
- 埋め込み:
- 対応状況の表を、自分のウェブサイトやブログに埋め込むことができます。
- RSSフィード:
- API:
- Can I useのデータにプログラムからアクセスするためのAPIが提供されています。
5. Can I useの代替サービス
- MDN Web Docs (Mozilla Developer Network):
- 各技術のブラウザ互換性情報が詳細に記載されています。
- Can I useよりも詳細な情報が掲載されている場合があります。
- MDN Web Docs
- Browserslist:
- プロジェクトでサポートするブラウザのリストを定義するためのツールおよび設定形式。
- Autoprefixerなどのツールと連携して、必要なベンダープレフィックスを自動的に追加できます。
- Browserslist
- Mobile HTML5:
6. まとめ
Can I useは、Web技術のブラウザ対応状況を調べるための、非常に便利で信頼性の高いウェブサイトです。Web開発者にとって、必須のツールと言えるでしょう。
主要なブラウザとバージョンごとのサポート状況が一目でわかり、詳細な注釈やリソースへのリンクも充実しています。
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