Fusion 360

2个月前編集 0 0

CAD、CAM、CAEを一体化したクラウドベースの設計ツールで、製品設計、エンジニアリング、プロトタイプ製作に最適です。

保存日時:
2024-11-09
Fusion 360Fusion 360
Fusion 360

Fusion 360とは?使い方、価格、無料版、商用利用、ダウンロード、初心者向け解説


1. Fusion 360とは?

Fusion 360は、Autodesk社が開発する、クラウドベースの3D CAD/CAM/CAEソフトウェアです。設計、モデリング、シミュレーション、製造 (CAM)、レンダリングなど、製品開発に必要な機能が統合されています。Windows版とmacOS版があり、有償の製品版 (Fusion 360) と、個人利用・非商用利用向けの無償版 (Fusion 360 for Personal Use)、学生・教育機関向けの無償版 (教育版ライセンス) があります。


【目次】


2. Fusion 360の基本的な使い方

  1. Fusion 360のウェブサイトから、ソフトウェアをダウンロードしてインストール (または無料版を利用)。
    • Autodeskアカウントが必要。
  2. Fusion 360を起動。
  3. 新規デザインを作成するか、既存のデザインを開く。
  4. インターフェース:
    • データパネル: プロジェクトやファイルにアクセスできる。
    • アプリケーションバー: ファイル操作、保存、エクスポートなどのコマンドがある。
    • ツールバー: モード (デザイン、レンダリング、アニメーション、シミュレーション、製造、図面) ごとに、コマンドがタブでまとめられている。
    • ブラウザ: オブジェクト (ボディ、コンポーネント、スケッチなど) の階層構造が表示される。
    • ビューキューブ: モデルの表示方向を変更できる。
    • ナビゲーションバー: ズーム、パン、オービットなどのビュー操作ができる。
    • タイムライン: 作成したフィーチャー (スケッチ、押し出し、回転など) の履歴が表示される。
  5. 基本的な操作:
    • スケッチの作成:
      • 平面 (XY, XZ, YZ) または既存のモデルの面を選択して、スケッチを開始。
      • スケッチツール (線、円、長方形など) を使って、2Dの形状を作成。
      • 寸法や拘束 (平行、垂直、同心円など) を追加して、スケッチを完全に定義。
    • フィーチャーの作成:
      • スケッチを基に、フィーチャー (押し出し、回転、スイープ、ロフトなど) を作成して、3Dモデルを作成。
    • フィーチャーの編集:
      • タイムラインで、フィーチャーを右クリックして、「フィーチャーを編集」または「スケッチを編集」を選択して、フィーチャーやスケッチを編集。
    • コンポーネントの作成 (複数の部品を組み合わせる場合):
      • 新規コンポーネントを作成。
      • ボディをコンポーネントに変換。
      • ジョイント (剛性、回転、スライダなど) を追加して、コンポーネント間の関係を定義。
    • 図面の作成:
      • 新規図面を作成。
      • モデルビューを挿入 (ベースビュー、投影ビューなど)。
      • 寸法、注記、バルーンなどを追加。
    • ビュー操作:
      • マウスホイール: ズーム
      • マウスホイール押し込み+ドラッグ: 画面移動 (パン)
      • Shiftキー+中ボタンドラッグ: モデルの回転 (オービット)

3. 無料版 (Fusion 360 for Personal Use) について

Fusion 360には、個人利用・非商用利用向けの無償版 (Fusion 360 for Personal Use) があります。

  • 利用条件:
    • 個人による非商用目的での利用 (趣味、DIY、個人的なプロジェクトなど)。
    • 年間売上高が10万米ドル未満のスタートアップ企業 (条件あり)。
    • Fusion 360 for Personal Useの利用規約をよく確認してください。
  • 機能制限:
    • 一部の高度な機能 (ジェネレーティブデザイン、高度なシミュレーション、拡張機能など) が利用できない。
    • 同時編集できるドキュメントの数に制限がある (10個まで)。
    • CAM機能に一部制限がある。
    • その他、いくつかの機能制限がある。
  • 入手方法:
  • 無料版は、1年ごとに更新手続きが必要。

4.商用利用について

Fusion 360を商用利用する場合は、有償のサブスクリプション契約が必要です。

  • 商用利用の定義:
    • 製品やサービスを販売したり、報酬を得る目的でFusion 360を使用する場合。
    • 企業や組織内でFusion 360を使用する場合。
    • コンサルティングや受託設計など、他者のためにFusion 360を使用する場合。
  • 有償版のメリット:
    • すべての機能を利用できる (ジェネレーティブデザイン、高度なシミュレーション、拡張機能など)。
    • 同時編集できるドキュメントの数に制限がない。
    • CAM機能の制限がない。
    • テクニカルサポートを受けられる。

5. 価格

Fusion 360は、サブスクリプション形式で販売されています。

  • Fusion 360 (製品版):
    • 月間: 約8,800円
    • 年間: 約71,500円
    • 3年間: 約214,500円
  • 価格は変更される可能性があるため、最新の情報はAutodeskのウェブサイトで確認してください。
  • 学生・教育機関関係者は、教育版ライセンスを無償で利用できる場合がある。

6.ダウンロードとインストール

  • ダウンロード:
    • Fusion 360 (製品版) の場合:
      • Autodeskのウェブサイトから、体験版をダウンロードするか、サブスクリプションを契約してダウンロード。
      • Fusion 360体験版
    • Fusion 360 for Personal Use (無料版) の場合:
    • 教育版ライセンスの場合:
    • いずれの場合も、Autodeskアカウントが必要。
  • インストール:
    • ダウンロードしたインストーラーを実行。
    • 画面の指示に従ってインストール。
    • インストールには、インターネット接続が必要。

7. 初心者向けの情報源

  • Fusion 360 自習書 (Autodesk公式)

  • Fusion 360 チュートリアル (Autodesk公式)

  • YouTube動画(日本語):

    • YouTubeで「Fusion 360 チュートリアル」や「Fusion 360 初心者」などと検索すると、日本語の解説動画が見つかる場合がある。
  • 書籍(日本語):

    • Fusion 360の入門書や解説書が多数出版されている。
    • 例:「Fusion360操作ガイド」、「Fusion 360 マスターズガイド」など。

8. まとめ

Fusion 360は、設計、モデリング、シミュレーション、製造など、製品開発に必要な機能が統合された、クラウドベースの3D CAD/CAM/CAEソフトウェアです。
個人利用・非商用利用であれば、無償版 (Fusion 360 for Personal Use) を利用できるため、趣味やDIYで3Dモデリングを始めたい方にもおすすめです。Fusion 360を使いこなせるようになれば、さまざまな製品を自分でデザインし、3Dプリンターなどで形にすることができます。

CADや設計に関する情報をもっと知りたい方は、www.sucoi.jpもおすすめです。CADや設計に役立つツールや情報が豊富に紹介されています。ぜひチェックしてみてください!

関連ナビゲーション