Maya

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Autodeskの強力な3Dモデリング・アニメーションソフトで、複雑なキャラクターデザインが可能。映画やゲーム業界で広く使用されています。

保存日時：
2024-11-09
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Autodesk Mayaとは？ 使い方、価格、無料版、学生版、初心者向け解説

1. Autodesk Mayaとは？

Autodesk Maya (オートデスク マヤ) は、Autodesk社が開発・販売する、高機能な3D CGソフトウェアです。映画、ゲーム、アニメーション、VFX (視覚効果) など、幅広い分野で利用されています。モデリング、アニメーション、リギング、シミュレーション、レンダリングなど、3D CG制作に必要な機能を網羅しています。Windows版、macOS版、Linux版があり、有償の製品版と、機能を限定した無料の体験版、学生・教員向けの無償の教育版ライセンスがあります。

【目次】

2. Mayaの基本的な使い方

  1. Mayaのウェブサイトから、体験版または製品版をダウンロードしてインストール (または学生版を利用)。
    • Autodeskアカウントが必要。
  2. Mayaを起動。
  3. 新規シーンを作成するか、既存のシーンを開く。
  4. インターフェース:
    • ビューポート: モデルを表示・操作するエリア。
    • タイムスライダ: アニメーションの再生・制御を行う。
    • レンジスライダ: アニメーションの範囲を設定する。
    • メニューセット: モデリング、リギング、アニメーションなど、作業内容に応じて切り替える。
    • シェルフ: よく使うツールを登録しておける。
    • ツールボックス: 選択、移動、回転、スケールなどのツールがある。
    • チャネルボックス/レイヤエディタ: オブジェクトの属性 (トランスフォーム、マテリアルなど) を表示・編集できる。
    • アトリビュートエディタ: オブジェクトの詳細な属性を表示・編集できる。
    • アウトライナ: シーン内のオブジェクトを階層構造で表示する。
  5. 基本的な操作:
    • モデリング:
      • プリミティブ (立方体、球、円柱など) を作成。
      • 頂点、エッジ、フェースを編集して、形を作る。
      • [Create] メニュー → [Polygon Primitives] からポリゴンオブジェクトを作成。
      • [Mesh Tools] メニューから押し出し、ベベル、ブリッジなどのツールを使ってモデリング。
    • アニメーション:
      • キーフレームを設定して、オブジェクトの動きを作成。
      • タイムスライダで再生・確認。
      • [Animate] メニュー → [Set Key] でキーフレームを設定。
      • グラフエディタ ([Windows] メニュー → [Animation Editors] → [Graph Editor]) でアニメーションカーブを調整。
    • リギング:
      • ジョイント (骨) を作成して、キャラクターの骨格を作る。
      • スキンウェイトを設定して、ジョイントの動きに合わせてメッシュを変形させる。
      • [Rigging] メニューセットを選択。
      • [Skeleton] メニュー → [Joint Tool] でジョイントを作成。
      • [Skin] メニュー → [Bind Skin] でメッシュとジョイントを関連付け。
      • [Skin] メニュー → [Paint Skin Weights Tool] でスキンウェイトを調整。
    • レンダリング:
      • マテリアルを設定して、オブジェクトの見た目を決める。
      • ライトを作成して、シーンを照らす。
      • レンダリング設定を行い、画像を生成する。
      • [Rendering] メニューセットを選択。
      • [Render] メニュー → [Render Settings] でレンダリング設定を行う。
      • Arnold Renderer, RenderManなど、さまざまなレンダラーを利用できる。
    • ビュー操作:
      • Altキー+左ボタンドラッグ: ビューの回転
      • Altキー+中ボタンドラッグ: 画面移動 (パン)
      • Altキー+右ボタンドラッグ: ズーム
      • Fキー: 選択したオブジェクトを画面中央にフィット

3. 無料体験版について

Mayaの全機能を30日間試用できる、無料の体験版があります。

4. 学生版 (教育版ライセンス) について

学生、教員、教育機関は、Mayaを無償で利用できる教育版ライセンスを利用できます。

  • 利用条件:
    • 教育目的での利用に限る。
    • 商用利用は不可。
    • 利用資格があることを証明する必要がある (学生証、在学証明書など)。
    • 1年間のライセンス (更新可能)。
  • 入手方法:
    • Autodesk Education Communityにアクセスし、Autodeskアカウントを作成 (または既存のアカウントでサインイン)。
    • 学生/教員/教育機関としての情報を登録し、利用資格を証明する書類を提出。
    • 承認されると、Maya (およびその他のAutodesk製品) の教育版ライセンスを利用できる。

5. 価格

Mayaは、サブスクリプション形式で購入できます。 Maya　Indieという小規模事業者・個人向けのライセンスもあります。

  • Maya (サブスクリプション):
    • 月間: 約42,900円
    • 年間: 約343,200円
    • 3年間：約1,029,600円
  • Maya Indie (サブスクリプション):
    • 年間 約42,900円
    • 利用条件がある (年間収益が1000万円未満など)
  • 価格は変更される可能性があるため、最新の情報はAutodeskのウェブサイトまたは販売代理店 (ボーンデジタルなど) で確認してください。
  • Autodesk Flexという従量課金制のオプションもある。

6.ダウンロードとインストール

  • ダウンロード:
    • Autodeskのウェブサイトから、Autodeskアカウントでサインインし、製品のインストーラーをダウンロード。
    • 購入後、ライセンス情報がメールで送られてくる。
  • インストール:
    • ダウンロードしたインストーラーを実行。
    • 画面の指示に従ってインストール。
    • Autodeskアカウントでサインインして認証。

7.初心者向けの情報源

  • Autodesk Knowledge Network (Maya) (Autodesk公式)

  • AREA JAPAN (Autodesk公式)

    • Autodeskの公式コミュニティサイト。
    • Mayaのチュートリアル、フォーラム、ギャラリーなどがある。
    • AREA JAPAN (Maya)
  • YouTube動画（日本語）:

    • YouTubeで「Maya チュートリアル」や「Maya 初心者」などと検索すると、日本語の解説動画が見つかる場合がある。
    • 例：3D মশমেশ চ্যানেলhttps://www.youtube.com/@3dmoshmesh8998
  • 書籍（日本語）:

    • Mayaの入門書や解説書がいくつか出版されている。
    • 例：「Mayaベーシックス」、「Maya実践ハードサーフェスモデリング」など。
  • トレーニング:

    • Autodeskの認定トレーニングセンターや、ボーンデジタルなどの販売代理店が、トレーニングコースを提供している場合がある。

8. まとめ

Autodesk Mayaは、高機能な3D CGソフトウェアとして、映画、ゲーム、アニメーションなど、幅広い分野で利用されています。モデリング、アニメーション、リギング、シミュレーション、レンダリングなど、3D CG制作に必要な機能を網羅しています。
30日間試用できる無料体験版や、学生・教員向けの無償の教育版ライセンスもあるので、まずは気軽に試してみて、Mayaの機能を体験してみてください。

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