Unity

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3Dおよび2Dのリアルタイム環境作成が可能なツールで、特にゲーム開発や仮想現実(VR)環境でよく利用されます。シンプルな操作で効率的に環境を構築できます。

保存日時:
2024-11-09
UnityUnity
Unity

Unityとは? 使い方、ゲーム開発、C#、アセットストア、チュートリアル、無料版


1. Unityとは?

Unityは、Unity Technologiesが開発する、クロスプラットフォームのゲームエンジンです。2D/3Dゲーム、VR/ARコンテンツ、インタラクティブなシミュレーションなど、幅広い用途で利用されています。C#スクリプトによるプログラミングが可能で、豊富なアセットストアが利用できるのも特徴です。個人や小規模チーム向けの無料版 (Personal Edition) と、プロフェッショナル向けの有料版 (Plus, Pro, Enterprise) があります。


【目次】


2. Unityの基本的な使い方

  1. Unityのウェブサイトから、Unity Hubをダウンロードしてインストール。
  2. Unity Hubを起動。
    • Unity ID (アカウント) を作成するか、既存のアカウントでサインイン。
    • Unity Hubから、Unity Editor (無料版または有料版) をインストール。
      • 複数のバージョンのUnity Editorをインストール可能。
  3. Unity Editorを起動。
    • 新規プロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを開く。
  4. インターフェース:
    • Scene View (シーンビュー): ゲームの世界を構築する3Dビュー。
    • Game View (ゲームビュー): ゲームの実行画面を表示。
    • Hierarchy (ヒエラルキー): シーン内のオブジェクト (GameObject) を階層的に表示。
    • Inspector (インスペクター): 選択したオブジェクトのコンポーネント (Component) やプロパティを表示・編集。
    • Project (プロジェクト): プロジェクト内のアセット (Asset: モデル、テクスチャ、スクリプトなど) を管理。
    • Console (コンソール): スクリプトのエラーやログを表示。
  5. 基本的な操作:
    • ビュー操作:
      • Scene View:
        • 右ドラッグ: 視点回転
        • 中ドラッグ: 視点移動
        • マウスホイール: ズーム
        • Fキー: 選択したオブジェクトにフォーカス
    • オブジェクトの作成:
      • Hierarchyウィンドウで右クリックし、「Create」からさまざまなオブジェクト (GameObject) を作成。
        • 例: 3D Object (Cube, Sphereなど), 2D Object (Sprite), Light, Camera
    • オブジェクトの操作:
      • Scene View内でオブジェクトを選択し、移動 (Move)、回転 (Rotate)、スケール (Scale) ツールを使って操作。
      • Inspectorウィンドウで、オブジェクトのTransform (位置、回転、スケール) やコンポーネントのプロパティを編集。

3. ゲーム開発の基本

  • GameObject (ゲームオブジェクト):
    • シーン内のすべてのオブジェクトはGameObject。
    • 空のGameObjectを作成し、コンポーネントを追加することで、さまざまな機能を持たせることができる。
  • Component (コンポーネント):
    • GameObjectに機能を追加するための要素。
    • 例: Transform (位置、回転、スケール), Mesh Renderer (3Dモデルの表示), Rigidbody (物理演算), Collider (当たり判定), Script (C#スクリプト)
    • Inspectorウィンドウで、コンポーネントを追加・削除・編集。
  • Prefab (プレハブ):
    • GameObjectを再利用可能なテンプレートとして保存したもの。
    • Prefabからインスタンス (Instance) を作成し、シーンに配置。
    • Prefabを変更すると、すべてのインスタンスに反映される。
  • Scene (シーン):
    • ゲームの1つのレベルや画面を表す。
    • 複数のシーンを切り替えて、ゲーム全体を構成。
  • Asset (アセット):
    • ゲームで使用する素材 (モデル、テクスチャ、サウンド、スクリプトなど)。
    • Projectウィンドウで管理。

4. C#スクリプト

Unityでは、C#スクリプトを使ってゲームのロジックを記述します。

  • スクリプトの作成:
    • Projectウィンドウで右クリックし、「Create」→「C# Script」を選択。
    • スクリプトに名前を付けて作成 (例: PlayerController)。
  • スクリプトの編集:
    • 作成したスクリプトをダブルクリックして、Visual Studioなどのエディターで開く。
    • MonoBehaviourクラスを継承して、スクリプトを記述。
    • よく使うメソッド:
      • Start(): オブジェクトが有効になったときに1回だけ実行される。
      • Update(): 毎フレーム実行される。
      • FixedUpdate(): 物理演算の更新タイミングで実行される。
      • OnCollisionEnter(): 他のオブジェクトと衝突したときに実行される。
      • OnTriggerEnter(): 他のオブジェクトがトリガーに入ったときに実行される。
  • スクリプトのアタッチ:
    • 作成したスクリプトを、GameObjectにアタッチ (Inspectorウィンドウにドラッグ&ドロップ)。
    • スクリプトがアタッチされたGameObjectは、スクリプトに記述されたとおりに動作する。
  • 変数と関数
    • スクリプト内で変数を宣言し、値を格納。
    • 関数を作成し、処理をまとめる。
    • Inspectorウィンドウで変数の値を編集できるようにするには、変数の前に[SerializeField]属性を付ける。

5. アセットストア

Unity Asset Storeでは、さまざまなアセット (3Dモデル、テクスチャ、サウンド、スクリプト、エディター拡張など) が販売・配布されています。

  • Asset Storeの利用方法:
    • Unity Editorの「Window」→「Asset Store」から、Asset Storeを開く。
    • キーワードやカテゴリでアセットを検索。
    • 無料または有料のアセットをダウンロード・インポート。
    • インポートしたアセットは、Projectウィンドウに追加される。
  • Asset Storeの活用:
    • ゲーム開発に必要な素材を効率的に入手できる。
    • プログラミングの知識がなくても、スクリプトを使ってゲームの機能を拡張できる。
    • エディター拡張を使って、Unity Editorの機能をカスタマイズできる。

6. 日本語の情報源・チュートリアル

  • Unity Learn(日本語)
    • Unity公式の学習プラットフォーム。
    • 初心者向けのチュートリアルから、上級者向けのプロジェクトまで、幅広いコンテンツが用意されている。
    • https://learn.unity.com/ja
  • Unityマニュアル(日本語)
  • Unityラーニング教材(日本語)
  • YouTubeチュートリアル(日本語):
    • YouTubeで「Unity チュートリアル」などと検索すると、日本語のチュートリアル動画が見つかる。
  • 書籍(日本語):
    • 「Unity」関連の日本語書籍も多数出版されている。

7. 無料版 (Personal Edition) について

  • Unityには、無料のPersonal Editionがある。
  • Personal Editionの利用条件:
    • 過去12ヶ月間の収益または資金調達額が20万米ドル未満であること。
    • Unityのロゴスプラッシュスクリーンが表示される。
  • Personal Editionは、学習や個人的なプロジェクト、小規模なゲーム開発には十分な機能を備えている。

8. まとめ

Unityは、ゲーム開発をはじめ、さまざまな分野で活用されている強力なエンジンです。無料版 (Personal Edition) もあるので、まずは気軽に試してみるのがおすすめです。

Unityやゲーム開発に関する情報をもっと知りたい方は、www.sucoi.jpもおすすめです。ゲーム開発に役立つツールや情報が豊富に紹介されています。ぜひチェックしてみてください!

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