Visual Studio Code (VS Code)とは?使い方、できること、設定方法をわかりやすく解説
1. Visual Studio Code (VS Code) とは?
Visual Studio Code(略称: VS Code)は、Microsoftが開発した、無料かつオープンソースのコードエディタです。Windows、macOS、Linuxで動作し、軽量ながらも非常に高機能で、世界中の多くの開発者に愛用されています。豊富な拡張機能(Extensions)により、さまざまなプログラミング言語や開発環境に対応でき、自分好みにカスタマイズできるのが大きな特徴です。
【目次】
2. VS Codeでできること
- ほぼすべてのプログラミング言語に対応: JavaScript、Python、Java、C++、C#、PHP、Go、Rubyなど、非常に多くの言語に対応しています。
- IntelliSense: コード補完、構文チェック、リファクタリングなどを支援する強力な機能です。
- デバッグ: コードの実行をステップごとに追跡し、バグの原因を特定できます。
- Git連携: Gitを使ったバージョン管理が簡単に行えます。
- 拡張機能: さまざまな機能を追加できる拡張機能が豊富に用意されています。
- ターミナル内蔵: エディタ内でターミナル(コマンドライン)を操作できます。
- テーマの変更: エディタの見た目(配色)を自由に変更できます。
- マルチカーソル編集: 複数の箇所を同時に編集できます。
- Emmet: HTMLやCSSのコーディングを高速化する機能です。
- Live Share: リアルタイムでコードを共有し、共同編集できます。
- Remote Development: WSL、Dockerコンテナ、SSH経由でリモート環境での開発ができます。
3. VS Codeのインストール方法
- VS Code公式サイトにアクセス。
- 「Download」ボタンをクリックし、お使いのOS(Windows、macOS、Linux)に合ったインストーラーをダウンロード。
- ダウンロードしたインストーラーを実行し、指示に従ってインストール。
日本語化:
- VS Codeを起動。
- 左側のメニューから「Extensions」(拡張機能)アイコンをクリック。
- 検索バーに「Japanese Language Pack」と入力し、Microsoft製の「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストール。
- VS Codeを再起動すると、メニューなどが日本語表示になります。
4. VS Codeの使い方・基本操作
- ファイルの作成・เปิด:
- 新しいファイルを作成: 「ファイル」メニュー → 「新規ファイル」
- ファイルを開く: 「ファイル」メニュー → 「ファイルを開く」または「フォルダーを開く」
- コードの編集:
- IntelliSenseによるコード補完を活用
- ショートカットキーを覚える(例: Ctrl+Sで保存、Ctrl+Zで元に戻す)
- ターミナルの利用:
- 「表示」メニュー → 「ターミナル」でターミナルを開く
- コマンドを入力して実行
- 拡張機能のインストール:
- 左側のメニューから「Extensions」アイコンをクリック
- 検索バーに拡張機能名を入力し、インストール
- 設定の変更:
- 「ファイル」メニュー → 「基本設定」 → 「設定」
- 設定項目を検索するか、GUIで設定を変更
- settings.jsonファイルを直接編集することも可能
5. VS Codeのおすすめ拡張機能
- Japanese Language Pack for Visual Studio Code: 日本語化
- Python: Python開発のサポート
- Live Server: ローカルサーバーを起動し、ホットリロードを実現
- Prettier – Code formatter: コードの自動整形
- ESLint: JavaScriptの構文チェック
- GitLens — Git supercharged: Gitの履歴を視覚的に表示
- Bracket Pair Colorizer: 対応する括弧を色分け
- Path Intellisense: ファイルパスの入力補完
- Auto Rename Tag: HTML/XMLタグの名前を自動的に変更
- Debugger for Chrome: Chromeでのデバッグ
- Docker: Dockerコンテナの操作
- Remote – WSL: Windows Subsystem for Linux (WSL) 環境での開発
6. VS Codeとその他ツール(Sublime Text, Atom)との比較
VS Code、Sublime Text、Atomは、いずれも高機能なコードエディタですが、それぞれ特徴が異なります。
機能 | VS Code | Sublime Text | Atom |
---|
価格 | 無料 (オープンソース) | 有料 (試用期間あり) | 無料 (オープンソース) |
開発元 | Microsoft | Sublime HQ | GitHub (Microsoft傘下) |
拡張性 | 非常に高い (豊富な拡張機能) | 高い (パッケージ) | 高い (パッケージ) |
動作速度 | 比較的軽量 | 非常に軽量 | 比較的重い (Electronベース) |
IntelliSense | 強力 | 限定的 | 限定的 (パッケージで強化可能) |
Git連携 | 標準搭載 | プラグインが必要 | 標準搭載 |
日本語対応 | 拡張機能で対応 | パッケージで対応 | パッケージで対応 |
7. まとめ
Visual Studio Codeは、軽量でありながら非常に高機能な、無料のコードエディタです。「豊富な拡張機能」、「IntelliSense」、「Git連携」など、現代の開発に必要な機能を備えています。Sublime Textが高速性、AtomがGitHubとの連携を重視しているのに対し、VS Codeはバランスの良さと拡張性の高さが魅力です。初心者からプロの開発者まで、幅広い層におすすめできるエディタです。
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