World Machine

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リアルな地形や自然景観の生成に特化したツールで、山、川、谷などの地形を簡単に生成でき、ゲームやCGに利用されます。

保存日時:
2024-11-09
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World Machineとは? 使い方、地形生成、プロシージャル、ノードベース、チュートリアル、無料版


1. World Machineとは?

World Machineは、World Machine Software LLCが開発する、プロシージャルな地形生成ソフトウェアです。ノードベースのインターフェースで、非常にリアルで詳細な地形を生成できます。ゲーム開発、映画制作、景観シミュレーションなど、さまざまな分野で利用されています。無料版 (Basic Edition) と有料版 (Standard Edition, Professional Edition) があります。


【目次】


2. World Machineの基本的な使い方

  1. World Machineのウェブサイトから、ソフトウェア (無料版または有料版) をダウンロードしてインストール。
  2. World Machineを起動。
    • 新規プロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを開く。
  3. インターフェース:
    • Device Network View (デバイスネットワークビュー): ノードネットワークを表示・編集するメインの作業エリア。
    • 3D View (3Dビュー): 生成された地形をプレビュー表示。
    • Layout View (レイアウトビュー):2Dでの地形の形状などを編集。
    • Explorer View (エクスプローラービュー):地形全体を俯瞰。
    • Toolbar (ツールバー): よく使うツールやコマンドがまとめられている。
  4. 基本的な操作:
    • ビュー操作:
      • 3D View:
        • 左ドラッグ: 視点回転
        • 中ドラッグ: 視点移動
        • 右ドラッグ: ズーム
      • Device Network View:
        • 中ドラッグ: ビューの移動
        • マウスホイール: ズーム

3. 地形生成の基本

  • Generator (ジェネレーター) ノード:
    • 地形のベースとなる形状を生成するノード (例: Perlin Noise, Radial Gradient)。
    • Device Network View内で右クリックし、「Generator」から選択。
  • Modifier (モディファイア) ノード:
    • 地形を変形・加工するノード (例: Terrace, Erosion, Clamp)。
    • Device Network View内で右クリックし、「Modifier」から選択。
  • ノードの接続:
    • ノードの出力ポートから別のノードの入力ポートへドラッグ&ドロップして接続。
    • ノードを接続することで、データが流れ、地形が形成される。
  • パラメータの調整:
    • 各ノードには、さまざまなパラメータがある。
    • パラメータを変更することで、地形の見た目を調整。
  • 地形のエクスポート:
    • Height Outputノードを追加し、地形データをファイル (RAW, PNGなど) にエクスポート。
    • Bitmap Outputノードを追加することで、テクスチャもエクスポート可能。

4. プロシージャルな地形生成

World Machineの最大の特徴は、プロシージャルな地形生成です。ノードベースのシステムにより、非破壊的かつ柔軟な編集が可能になります。

  • プロシージャルとは:
    • 処理の手順を定義することで、結果を生成する手法。
    • パラメータを変更するだけで、さまざまなバリエーションの地形を簡単に作成できる。
    • 非破壊的な編集が可能 (元のデータを変更せずに、さまざまな形状を試せる)。
  • World Machineのプロシージャルな例:
    • ノイズノードを使って基本的な地形を作成し、侵食ノードを追加してリアルな地形を生成。
    • 複数のノイズノードを組み合わせて、複雑な地形を作成。
    • パラメータを変更することで、山岳地帯、平野、海岸線など、さまざまな地形を生成。

5. ノードベースのインターフェース

World Machineの操作は、主にDevice Network View内のノードベースのインターフェースで行います。

  • ノードの種類:
    • Generator (ジェネレーター): 地形のベースとなる形状を生成。
    • Modifier (モディファイア): 地形を変形・加工。
    • Combiner (コンバイナー): 複数の地形データを合成。
    • Filter (フィルター): 地形データにフィルターを適用。
    • Output (出力): 地形データやテクスチャをエクスポート。
    • Macro (マクロ):複数のノードをグループ化して、再利用可能なカスタムノードを作成。
  • ノードの接続:
    • ノードの出力ポートから別のノードの入力ポートへドラッグ&ドロップして接続。
    • ノードを接続することで、データが流れ、処理が行われる。
  • パラメータの編集:
    • 各ノードには、さまざまなパラメータがある。
    • パラメータを変更することで、地形の形状や見た目を調整。

6. 日本語の情報源・チュートリアル

  • 公式ドキュメント(英語)

  • YouTubeチュートリアル(日本語/英語):

    • YouTubeで「World Machine チュートリアル」や「World Machine tutorial」などと検索すると、日本語や英語のチュートリアル動画が見つかる場合がある。
  • ブログ記事(日本語):

    • World Machineに関する日本語のブログ記事もいくつか見つかる。
  • オンラインコミュニティ (英語)

    • World Machineの公式フォーラムや、Redditなどのオンラインコミュニティで、質問や情報交換ができる (英語)。

7. 無料版 (Basic Edition) について

  • World Machineには、無料のBasic Editionがある。
  • Basic Editionの制限:
    • 最大解像度が513×513ピクセルに制限される。
    • 一部の機能 (マクロ、タイルビルドなど) が利用できない。
    • 商用利用は不可。
  • Basic Editionは、学習や個人的なプロジェクトには十分な機能を備えている。

8. まとめ

World Machineは、プロシージャルな地形生成において、非常に強力かつ柔軟なツールです。ノードベースのインターフェースにより、複雑な地形も比較的簡単に作成できます。無料版 (Basic Edition) もあるので、まずは試してみるのがおすすめです。

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